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重松清『トワイライト』 [書籍/オススメ作品]

重松清さんの小説『トワイライト』を文庫で読みました。
小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを26年ぶりに掘り返すため
同窓会が開かれたところから物語は始まる。
新興住宅地だった場所がさびれ、小学校も廃校に。
年月の流れが生んだ、悲しい未来(現実)が描かれている。
私も一度だけ小学校の同窓会に出席したことがありますが、
久しぶりに会えるという喜びも確かに合ったのですが、
どこか居心地の悪さも感じていたような気がします。
自分自身としては、中学と高校の時に今の自分が出来たと思ってるので、
小学校の同級生が持っている私に対するイメージと自分自身とのギャップが
大きかったりしたのも大きな理由でした。
この小説を読んでいると、自分はどうなのかな?と考えさせられることが
多かったです。
重松さんの作品は、そんなリアリティーがいいんですよね。
短編でも長編でも、読み始めるとすぐに物語に入り込んでしまうんです(笑

トワイライト

トワイライト

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫


タグ:重松清
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