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南壽あさ子 47都道府県 Tour 2013-2014『Nostalgia』ONE MAN【Tour FINAL】@赤坂BLITZ [音楽/取材(ら行)]

2月14日、また雪が降りましたね。

先週、記録的な大雪となりましたが

まさか一週間後にまたこんなに降るとは予想もしていませんでした。

 

そんな日に赤坂BLITZでピアノの弾き唄い、南壽あさ子さんのワンマンライブが開催されました。

 

「南壽あさ子 47都道府県 Tour 2013-2014『Nostalgia』ONE MAN【Tour FINAL】」

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タイトルからもわかるように、47都道府県をまわるツアーのファイナル、旅の集大成となる公演です。

昨年10月にシングル「わたしのノスタルジア」でメジャーデビューし

11月から47都道府県すべてを訪れるツアーがスタートしました。

鹿児島県から始まった旅も終わりを迎えることに。

 

今回のツアーはみんなの故郷で唄いたい

唄を届けたいというあさ子さんの強い想いによって実現しました。

 

以前から、あさ子さんには”雪女”伝説がありました。

今回もいろんなところで雪雲を連れていったみたいですね。

昨日の雪、ツアーファイナルを迎えるためのドラマティックな演出だったのかもしれません。

 

18時開場、19時開演。

天候のことを考えて、早めに赤坂に向かいました。

開場時間まで、カフェかどこかで休もうと思いながら。

 

17時頃に赤坂に到着すると、雪の降る中、たくさんの人が。

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あ、なるほど。

3月にリリースされるセカンドシングル「どんぐりと花の空」の先行予約が17時からなんですね。

「①終演後、握手会にご参加頂けます! ②サイン入りポスター」と書かれた張り紙がありました。

寒かったので、ちょっと中の様子を覗いて、ライブ会場で何度かお会いしている方たちに挨拶をして、

一旦会場の外に。

 

ラーメンを食べて、スタバでカフェモカを飲んで、気持ちもおなかも落ち着かせてから再びBLITZへ。

 

今回も2階席から見せていただきました。

 

19時を少し過ぎた頃、客電が落ちてステージに南壽あさ子さんが登場。

深くお辞儀をして、「南にことぶき(壽)と書いて、南壽あさ子と申します」と

いつものように自己紹介。そして弾き始めたのは「冬の旅人」のイントロ。

 

去年の3月6日。この日は南壽あさ子さんの誕生日でしたが

初めて東京でワンマンライブが行なわれた日でもありました。

場所は渋谷duo MUSIC EXCHANGE。

のちに『Landscape2』という映像作品にもなったライブです。

ライブの構成は前半がピアノの弾き唄いスタイルで

後半はゲストを招いてのバンドスタイルでの演奏でしたね。

 

どうして急に昨年の話をしたかというと、今回のライブも昨年同様、

前半がソロ、後半がバンドという編成でのステージだったからです。

ただ今回は、ダンサーやストリングス隊が参加したこともあって

昨年とは違う一面もたくさん観て聴いて感じることができました。

 

全国を旅してきたあさ子さんにピッタリの「冬の旅人」に始まり

ライブでの定番曲でもある「例え話」へ。

「わたしのノスタルジア」と同じぐらいの郷愁感を持っている「やり過ごされた時間たち

カナダのシュガーシャックを舞台にしたアップテンポな「メープルシロップ」。

「メープルシロップ」の時にはファンの人たちが手拍子で盛り上げていましたね。

 

ライブで何度も唄ってきた曲たちを序盤に並べて

南壽ワールドが、独特の空気感が会場の中に広がっていきました。

 

あさ子さんもファンの人たちもリラックスしたところで、ちょっと新しい曲たちを披露。

まずは「かれーのうた」。今回のツアーの中で何度か唄われている曲ですね。

NHK「みんなのうた」であさ子さんの曲が使われないかな…

なんてことを聴きながら思ったりしてました。

 

積水ハウス」は現在放送中のCMソング。

長年CMで使われてきたお馴染みのフレーズがあさ子さんの唄声によって新鮮に聴こえます。

透明感があって、温もりがある。もっといろんなCMソングを唄ってほしいです。

 

真夜中のスープ」は日曜日の深夜に放送されているラジオのレギュラー番組「真夜中のsoup」を

イメージして作られた曲。賑やかな曲なので、夜中に聴きたくないですよね、と自虐的コメントも(笑)。

番組内でのオンエアを希望します!!

 

3月12日にセカンドシングル「どんぐりと花の空」をリリースすることを告知した後

カップリング曲の「狼にベルガモット」を初披露。

♪嫌になっちゃうわ~というフレーズで始まるこの唄は

これまでの楽曲にはなかった雰囲気を持っています。

少し気怠そうな感じも漂わせて、物語の主人公を演じているかのよう。

 

星のもぐる海」と「わたしのノスタルジア」。

この2曲はダンサーの土屋さんとの共演となりました。

あさ子さんの楽曲にインスパイアされたダンスを、あさ子さんが弾き唄いする隣で踊ります。

しなやかに、やわらかに、いろんなジャンルのダンスを融合させ

時にはパントマイムのような動きも。

あさ子さんの唄とダンス。岡山などの公演で共演していたのをツイッターなどで知っていましたが

どんなふうに表現されているのか分かっていませんでした。

異ジャンルの表現者とのコラボ、今後もありそうですね。

 

後半はバンド編成でのステージ。

夏の曲だけどワンマンライブだから唄ってくれた「パノラマライン」と

和風なテイストがクセになる「杏子屋娘」。

バンドアレンジで聴くと、楽曲の違う色が見えてきます。

そして、あさ子さんが最初に作った曲「月夜ガラス」もバンドスタイルで聴かせてくれました。

最初に作った曲が「月夜ガラス」、2番目に作ったのが「フランネル」。

その事実だけでも、あさ子さんのすごさがわかります。

 

ストリングス隊とクラリネット奏者が加わり、「回遊魚の原風景

うろこ雲とソーダ水槽」「わたしのノスタルジア」を演奏。

これまでにもストリングス隊が加わったライブはありましたが

バイオリン+ヴィオラ+チェロの3人だったそうです。

でも、ファイナルということで8人のストリングス奏者が参加。

あさ子さんは「いち、に、さん…」と数えながら確認して「8人です(笑)」と(笑)。

 

弾き唄い、弾き唄い+ダンス、再び弾き唄い、バンドスタイル、

バンドスタイル+ストリングス+クラリネット。

個性のある楽曲を並べることによって、ひとつの大きな物語を作り出すのがセットリストですが

編成を帰ることで、その物語がよりドラマティックになっていきました。

ワンマンライブならではの醍醐味だと思います。

 

アンコールはダンサーの土屋さんとの「歌うことだけ

バントとストリングス隊+クラリネットで「どんぐりと花の空」の2曲。

あさ子さんの決意表明の唄と来月発売の新曲。

ここにもあさ子さんの次へと向かう気持ちが表れていました。

 

ダブルアンコールではバンド+ストリングル+クラリネットで「フランネル」。

この曲で”南壽あさ子”を知りましたし、最初のシングルでもありましたから

彼女の原点と言える楽曲です。

唄う前にサプライズもあり、いつもは冷静なあさ子さんの目に涙が…。

一昨年の6月から何度も聴いてきた「フランネルですが

この日の「フランネル」が一番響きました、心の奥の奥のほうまで…。

 

「旅の終着地は

ホワイトバレンタイン

雪の中辿り着いてくれたあなたに

愛をこめて唄う


最後に計らずも流してしまった涙は

自分のことのためではない

愛をもらっていたのは

自分の方だったと痛感したためです


すべての方へ

心からありがとう」

 

ライブを終えた翌日(2月15日)にあさ子さんがツイートで伝えてくれた気持ちです。

47都道府県ツアーのことを思い返しながら、愛をこめて唄い

その愛を受け止めたファンの人たちが返してくれた愛を確認し

そのうれしさが涙となって溢れたんですね。

 

「フランネル」を唄い終えた後、ファンの人たちから大きな拍手が! 

その拍手は鳴り止まず、次々と立ち上がってスタンディングオベーションに。

2階席からその様子を見ていて、こちらも涙が溢れそうになりました。

 

終演後、あさ子さんはシングルを予約された方との握手会があります。

ということで、その前にスタッフの方に案内されて

バックステージであさ子さんにお会いしてきました。

今回のツアーのこと、この日のライブのこと、最後の「フランネル」のこと、新曲のこと。

いろんなことを伝えてきましたが、泣き顔のあさ子さんと話しているうちに、

涙が溢れそうになり…、いや、少し溢れていたと思います。

 

47都道府県ツアーという3か月半におよぶ旅は終わりました。

でも、MCであさ子さんが言ってたように、この日から新しい旅は始まっています。

来月は「どんぐりと花の空」のレコ発イベントも予定されていますし

まだまだ弾き唄いとしての旅は序盤です!

 長い長い旅になりますが、その旅の途中で、何度も会いに行けたらいいな。

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レコ発イベントも楽しみです。

(また店長の写真をアップしてみました)

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【セットリスト】
冬の旅人
例え話
やり過ごされた時間たち
メープルシロップ
かれーのうた
積水ハウス
真夜中のスープ
狼にベルガモット
星のもぐる海
わたしのノスタルジア
パノラマライン
杏子屋娘
月夜ガラス
回遊魚の原風景
うろこ雲とソーダ水槽
わたしのノスタルジア

(アンコール)
歌うことだけ
どんぐりと花の空

(ダブルアンコール)
フランネル
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タグ:南壽あさ子
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コメント 2

ちあき

ブログを読みながら、胸にこみあげてくるものが、

田中さんのブログで何度も、南壽あさ子さんの事は紹介されていますけど、今回ばかりは、涙なしには、読むことができません


愛をこめて唄う

最後に計らずも流してしまった涙は
自分のことのためではない
愛をもらっていたのは
自分の方だったと痛感したためです

すべての方へ
心からありがとう

2/15日は涙の理由を知り、また泣く
そんな一日になりました

素敵 文章ありがとうございます

by ちあき (2014-02-16 00:24) 

takanobu

ちあきさん、コメントありがとうございます!
普段は冷静なあさ子さんが流した涙
いろんな想いが溢れてきたのでしょう

本当に素敵なライブでした
見られなかった人のためにも、映像化を希望します!
by takanobu (2014-02-16 00:48) 

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