神田神保町特集 [書籍/オススメ作品]
「自遊人」という雑誌の2006年3月号を購入しました。
買った理由は「神田神保町特集」だったからです。
大学の時からよく神保町には足を運んでいますが
行くたびに新しい発見があって、厭きることはありません。
まだまだ知らないところも多いですし。
表紙には俳優の大杉蓮さんが渋い感じで写っています。
大杉さんには取材で2度、お会いしたことがありますが、
話し方もとても丁寧で、紳士的な方でした。
2度目の取材が去年の10月で、最初にお会いしてから1年くらい経ってたんですが
「初めてじゃないですよね? あぁ、やっぱり(笑)」と
最初の取材の時に、サッカーと手裏剣の話で盛り上がったことを
覚えていらしたみたいです(笑)。
中面のインタビューからは、大杉さんが本と神保町をどれだけ好きなのかが
よく伝わってきました。
肝心の特集の中味ですが、各書店の「お宝拝見」や
神保町の喫茶店の紹介など、興味深い記事がたくさんありました。
付録の「古書店145軒ポケットガイド」も使えそうな感じです。
その中でも、特におもしろかったのは「文士の愛した神田神保町」という特集。
一見、文士たちのお気に入りの書店が紹介されてると思いきや、
文士たちが好んで通った美味しいお店の紹介でした。
取り上げられている文士は、池波正太郎、江戸川乱歩、山口瞳、檀一雄、
高村光太郎、小津安二郎、藤子不二雄、松本清張(敬称略)などなど。
お店の方による文士たちのエピソードなども紹介されています。
故郷の友人が仕事でたまに東京に出てきたりするんですが、
いつも蕎麦屋で蕎麦を食べます。私も蕎麦が好きなので(笑。
正月休みに帰省した時に「今度東京へ来る時には神保町を案内する」と
約束したので、池波正太郎さんが通った蕎麦屋か
藤子不二雄さんが通った蕎麦屋に案内しよう! と(勝手に)決めました。
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