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”蝶々結び”と”かたむすび” (Aimerさんと南壽あさ子さんのこと) [音楽/トピックス]

8月17日にAimerさんがニューシングルをリリースしました。

タイトルは「蝶々結び」。RADWIMPSの野田洋次郎さんが楽曲提供した作品で、19日の「MUSIC STATION」でこの曲を披露し、Aimerさんが地上波テレビ初登場ということもあって、Aimerさんと「蝶々結び」が大きな話題となってたくさんの人に届いたようです。

2011年9月にメジャーデビューし、これまでの5年間で多くの作品をリリースしてきました。カバーアルバムもリリースしましたし、澤野弘之さんをはじめ、菅野よう子さんなど、多くの作家陣やアーティストたちが楽曲提供や制作に関わってきています。来月にはニューアルバム『daydream』がリリースされますが、澤野さん、阿部真央さん、Takaさん(ONE OK ROCK)、TKさん(凛として時雨)、スキマスイッチなど、錚々たるアーティストたちとのコラボがそこで実現しています。

「蝶々結び」もそのアルバムに収録されるわけですが、Aimerさんにとって、この曲も重要な曲の一つになりそうですね。

「蝶々結び」の結び方を歌っていて、どこか絵描き歌のような親しみやすさも感じます。最初はうまくできないけど、何回も練習していけばきれいな形の蝶々を作ることができる。確かに、靴とかの紐を蝶々結びしたものは、片方の紐を引っ張って乱雑に解くこともできるんですが、両方を同じ力で引っ張った方がなんかホッとする感じもしますね。

そして、単に紐の結び方を歌ったわけではなく、大切な人との結び付きにも重ね合わせて描かれています。だからこそ、左右のバランスが重要だし、壊れやすい(ほどけやすい)から結び目は強くしておかなければいけないんです。

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ジャケット写真のAimerさん。長い髪を蝶々結びで束ねています。
リボンの色は赤。これも大切な人と結ばれる”赤い糸”なんでしょうか。

Aimerさんの「蝶々結び」を聴いていて、この曲も聴きたくなりました。
南壽あさ子さんの「かたむすび」。
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この曲は山田ひろしさんが作詞を手がけていて、愛娘を想う父親目線で描かれています。

娘が生まれて自分が父親になった日に、この子を守ろうと思って”親子”という繋がりを「かたむすび」でしっかりと結びました。こちらは蝶々結びではなく、解けにくいかたむすび。たまにあるじゃないですか。靴の紐で、蝶々結びとかを乱雑に解こうとしたら、絡まってしまって固く結ばれてしまって苦労しながら解くということが。そのかたむすびです。

その娘が大きくなり、結婚することに。娘が愛した人と結ぶために、自分が強く結んだ”かたむすび”を解くという、喜びと寂しさが入り混じった感じ。

佐野史郎さんが出演している「かたむすび」のミュージックビデオ

こちらもいい曲ですよね。

結び方と人との繋がりを表した曲ということで、「蝶々結び」を聴いて、この曲が頭に浮かんできました。

Aimerさんと南壽あさ子さん。
歌声と唄声に惹かれて、聴き始めたアーティストです。
自身が書いた歌詞や曲でなくても、その声によって、その人の曲になる。
それぐらい存在感があって、説得力もある声なんです。

好きな曲として、「かたむすび」をよく聴いていますが、「蝶々結び」も同じように、これから聴き続ける曲の一つになりそうです。



Aimerさんを初めて取材した時のインタビュー記事(アルバム『Sleepless Nights』)

南壽あさ子さんのメジャーデビュー時のインタビュー記事

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